2019.Aug. 6
GROVE青葉台店でも取り扱いを開始したイタリアの老舗ブランド「Bianchi」
今回のツールでも総合7位・個人総合3位・ステージ優勝も4回と、とても印象に残る大会となりました。
気になっている方も多いBianchiの試乗をすることが出来ましたのでSTAFFのインプレを参考にしていただければと思います。
まず個人的にも気になっていた「OltreXR4」
今回のツールでも選手たちはこの「OltreXR4」で大活躍。その健闘を称え、2019 Tour De Franceのベストバイクにも輝いていましたね。
凄くいい!と評判を聞いていましたので自分の中でも半信半疑でこの試乗会に参加していました。
率直な感想は「評判通り凄くいい!」です。バリバリのエアロロードの外見でいくと反応が良く、コントロー性も抜群のイメージでしたが、実際も反応が良く、コントロール性特に高速域でもしっかりと安定して走る感じを受けました。そして、振動の吸収性が抜群。道の凹凸・マンホールの段差などもすごくマイルドに通過してくれる感じを受けました。フレーム剛性はもちろんありますが、硬さを感じることなく走る感じ。これは他社になかった乗り味に感じます。
あの長いツールのレースでTT以外のステージで使用していた「OltreXR4」なんかそこに最大の特徴が隠されている様に感じます。
ビアンキには「COUNTERVAIL」というカーボン素材をフレームに入れて振動を抑える効果を引き出している。その「カウンターヴェイル」のおかげで試乗の際もマイルドに感じられました。もう少し違う感覚でお伝えすると、普段自分が乗っているバイクよりも振動の収束がとても早く終わる様に感じました。
その為、疲労感が体に残らない。まさに疲労感が残らないところにユンボの選手たちは引かれている様に感じる。
カウンターヴェイルはフレーム全体に入っているのでフレーム全体で振動の吸収を抑える効果が発揮されている。マテリアルサイエンス社との共同開発して生まれたカンターヴェイルはBianchiだけに使用を許された特別な素材で他のメーカーでは採用する事の出来ない素材です。
ガンガン振動が来る感じは一切なく、グングンスピードに乗っていく感じ。それに合わせて踏んでいくとさらに伸びていく感じを受けました。
カウンターヴェイルの動画をどうぞ。
そして、エアロロードがもう1車種、それが「OltreXR3」
名前だけ聞いたら「OltreXR4」の下位モデルでカーボン素材のグレードを落としているイメージですが、同じカーボンを使っているモデルでミドルクラスのモデルとなる。
写真ではわかりにくいですがXR4とXR3ではフレームの形状も違い、ジオメトリーも違うバイク。
そしてフォークも異なります。XR4はエアロ性能に優れたフォルムのフォークを搭載していましたが、XR3はストレートフォークで扁平になっている事でコントロール性がすごくシャープな乗り味を感じました。
XR4と比べるとハンドル位置も高いのであまり前傾を取らずにポジションをキープされる方にはこちらがおすすめ。ジオメトリーの違いからポジションの違いは感じました。そして重量差もありましたが動きの重さにまでは感じることはなく走りを感じることが出来ました。
エアロロードの醍醐味を感じ、疲れを残さずに走っていきたい方には「OltreXR4」
エアロロードには乗りたいけどレーシングまでは考えていない方には「OltreXR3」
そして、ビアンキのオーダーはGROVE青葉台店へ!!