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店頭在庫あり!SHIMANO R7100シリーズ 105 Di2をR8100シリーズ ULTEGRA Di2と比較してみた!

2023.Jul. 29

Di2にしたい!という夢を「SHIMANO R7100シリーズ 105 Di2」が叶えてくれます。

シマノの掲げる「ハイコストパフォーマンスかつハイパフォーマンスモデル」を如何にして実現としたのか、R8100シリーズ ULTEGRA Di2と見比べることで発見をした細かな違いを紹介します。

【重量】

今回、明確な比較をするためにカタログ値ではなく、105とULTEGRAパーツで実際に計測を行いました。

この結果を参照として「どうしてこの結果になったのか」を、パーツ別に個人的解釈で深掘りしていきます。

【RD-R7150 リアディレイラー】

ワイヤレスユニットや充電器などのスイッチ機能が集約された、いわばDi2の司令塔の役割を持つリアディレイラー

基本ディテールの違いとして「ロースプロケットのキャパシティ」「プーリーのベアリング」「ハイロー調整ボルトの頭部の有無」などが挙げられます。

これらの違いによるものなのか、重量差は「40g」と今回計測をしたパーツの中で、最も重量差のある結果となりました。

パーツ個々で見ていくとULTEGRAは、よりシャープで洗練されたルックスに。105は、強靭さのあるボディをしています。

細かなパーツで気になった個所として「ブラケットアクスルユニット」と呼ばれるディレイラーハンガーと繋がるパーツが、105のみボディとの間にワッシャーの様なパーツが追加されています。

これによりブラケットアクスルユニットは細くなり、間に緩衝剤があることで、よりディレイラー本体に衝撃を加えない様にしているのではないかと考察しています。

R7100シリーズではDi2として初めてとなる「ロースプロケットのキャパシティ」が増えたことで、スプロケットを最大36Tまでインスト―ルが可能です。

「34Tよりもう少し欲しい」というホビーレーサーに寄り添った、105グレードだからこそ実現したギアレンジです。

余談として、このキャパシティの違いによりプーリーゲージの長さが異なると思いましたが、共に同じ長さだったため、キャパシティはゲージ長に依存していないことが分かりました。

【FD-R7150 フロントディレイラー】

ULTEGRAと比べ、モーターが一回り大きい事で最もルックスの違いが分かるコンポーネントであるフロントディレイラー。

基本ディテールは「モーター」の違いが、その他のパーツ構成の違いへと影響を与えている印象。

駆動部のピンは、固定部をより形の大きい形状をしており、裏面から見えるバネは一つ多くなっていることで、より頑丈な形状をしています。

シマノの公式ホームページ内の、製品の仕様欄にある「リンクブッシュ」と呼ばれるパーツも、半分の2つとなっています。

このリンクブッシュとは、変速をする際に駆動する部分(人で云う関節)の内部にあり、外見では見えない箇所になりますが、動きの滑らかさとコストに関わるパーツです。

その他にも、プレートの肉抜き量などの細かなディテイルにより、コストパフォーマンスを高めています。

【まとめ】

今回はディレイラーをピックアップして、ULTEGRAと105の違いをご紹介致しました。

これらを総評とすると、105の特徴は「コストパフォーマンス」「強靭」「ユーザーフレンドリー」を考え抜かれた結果、完成したコンポーネントだと感じました。

今回ご紹介したR7100 105 Di2 が、店頭に在庫として御座います。

クランク長は170mm、フロントチェーンリングの歯数は50/34T、スプロケット歯数は11-34T。

ホビーレーサーにとって、とても実用性の高いキットとなっています。電動コンポーネントでしか味わえないシフティングや新設計のブレーキを愛車のグレードアップにいかがでしょうか。

コンポーネントのアップグレードや、その他相談などお気軽にご相談ください。皆様のご来店、お待ちしております。

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