2023.Aug. 8
話題の SPECIALIZED「TARMAC SL8」がついに発表となりました。
20年以上の開発を重ね第8世代となったSL8は、Tarmac史上最速なだけでなく、世界最速のレースバイクとしてついにベールを脱ぎました！
世界で欲しい栄冠をすべて手にしてきたSL7よりもさらに、グレードアップを果たしたSL8は、SL7よりもフレーム重量で250gも軽量化され、フレームの太さも一回り細くなった印象の仕上がりとなります。
人気の「SL7」よりも速く走る事が可能となり、さらに注目の１台です！
今回特徴的なポイントはヘッドチューブがSL7よりも前に大きく出ています。空力テスト時に解析し張り出しを大きくすることで、スムーズな空気の流れを作りだし、エアロ効果を最大限に作り出すフレームワークとなりました。また、ブレーキラインも通す様に設計され、意味のある個所に最大のエアロ効果を備える特徴と共に、仕上がりのきれいさも特徴になっています。
SL8は、SL7に比べて全体的にフレームの太さもシャープに。シートチューブはSL7のポストと同じくらいになり、さらにシートポストは細く軽量となりました。それでも、SL7よりも16％の剛性が上がり、快適性も向上。BB部分を見ると、フレームのシャープさが伝わるくらいダウンチューブの細さも伝わってきます。
SL7からジオメトリー変更はなく、SL7乗っている方は心配なくそのままのサイズでSL8を選択できます。SL8もタイヤ幅32ｍｍまで装着可能となり、タイヤチョイスで好みに合わせた乗り味に変更する事も可能です。
ここも注目のポイント！気になる重量です。S-WORKS フレーム重量で685gと軽量好きにも注目の重量となっています。たしか、SL7でフレーム重量800ｇとなっていたので175gの軽量化となり、ワールドツアーバイク中の最軽量フレームとなりました。
SL7は、VENGEと掛け合わせた印象のモデルでしたが、SL8に至っては、AETHOSで培った技術を取り入れる事で、全体の軽量化を実現している印象です。
【SL8を試乗して】
SL８試乗してきました！最初に乗った印象はやはり、レースバイクと言った印象でした。パリッとした乗り味の第一印象で、踏んだ分だけグングンとスピードに乗っていく印象。そして、軽量化されている事で、すごくテンポ良く足が回る印象でした。特に登りに入った時にはリズムよく踏み込めるし、加速していく印象です。路面の悪い舗装路を走ると、そのパリッとした印象が一転し足にくる衝撃を少なく感じ、足の疲れも少なくなっている印象でした。意外と路面の凹凸は疲れ、疲労が蓄積されるのですが、その疲れもかなり軽減されている感じでした。レースバイクの印象でありながら、しっかり乗り心地の部分もサポートされているフレームに感じ。おそらく、ここの乗り味の良さがエイトスで培ったノウハウが詰まっているのではないかと感じます。ですが、スピードの乗り具合はVENGE？！と感じてしまうほどでした。
また、重量が軽いのもありますが、バイクの挙動が軽い感じを受けました。俊敏性があるというか反応がいいという感じでしょうか・・・
速さと乗り心地の良さを求めている方にはまさにおすすめのフレーム。さらに、軽量化までついてくるのでまさに理想のフレームになっているように感じました。
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