ROAD


キャノンデール「シナプス カーボン」に乗ることで気付いた 新たなロードバイクの選択

2022.Oct. 25

今年の初めにフルモデルチェンジを果たした最新モデル「Synapse Carbon」

エアロバイクや軽量バイクを注目しがちな私は、エンデュランスバイクと聞くと「長距離が走りやすい自転車」と、パッとしない印象を持っていました。

そんな私が実際にシナプスを試乗してみて感じた「エンデュランスバイクとは」「今後のロードバイクの選択」について率直にお話します。

キャノンデールのエンデュランスバイクとして「万能・快適・走破性」を謳っているこのモデル

車体本体にバッテリーが搭載されている「スマートセンス」など、今までのロードバイクでは考えられなかったデザインが採用されています。 「スマートセンス」とは、専用設計のダウンチューブ上に搭載されているバッテリーから、レーダーや前後ライトの電源を供給することで、電気機器を自動制御しているシステムの総称です。

このスマートセンスを実際に使用してみると、なかなかに秀逸。

最も感動したポイントが、GPS機器の世界的シェアを誇るガーミンとの共同開発によって生み出された「バリアレーダー」です。

走行時に後方から接近する車を感知することで、「ピピッ」車が来ましたよ、と音で教えてくれます。さらに、ハンドルにマウントされているディスプレイの光が徐々に前へ進んで先端まで行くと…なんと自分の横を車が通るのです。「これはすごい」と感動してしまいました。

光の進むスピードや数は、車の速度・距離・台数を表示している優れもの。音が鳴ったら準備をして、光を見て確認をする、と今まで怖かった車がゲーム感覚で楽しく安全に走る事ができました。

なによりロングライドで疲れている時や、一人で寂しい時に「ピピッ」と応援してくれる(ように聞こえる)ので、いつも以上に頑張る事ができる。そんなライド中の相棒になってくれるのです。これはシナプスという自転車と共にロングライドをしないと味わえません。是非皆さんにも体験していただきたいです。

ペダルをこぐと自動で点灯する前後のライトは、CNC加工を得意とするレザインとの共同開発品。350ルーメンと申し分ない明るさと、レザインらしい無骨でありながら美しさと機能性を兼ね備えています。

キャノンデールアプリと接続をすることで、明るさやフラッシュなどのモードを変えてみるなど、設定を弄るのも楽しそうですね。

さらに、近年流行?してきているグラベルバイクの様に、多くのボトルマウントや最大クリアランス35mm幅まで対応しています。走るフィールドや距離によって、自分好みの自転車へとカスタマイズすることができちゃう、てんこ盛り感にアメリカブランドらしさが出ています。

ロードバイクらしからぬ見た目に初めは敬遠してしまいますが、実際に乗ってみるとエンデュランスバイクの乗り心地の良さと多彩なオプション、レースバイクのDNAによる加速性と速度維持を持ち合わせています。スピードより乗り心地を、けれどもスピードは欲しいと思っているファンライダーに、とってもマッチする車体だと感じました。

最新のレースバイクもカッコいいですが、固い・ポジションがきつい・流行り廃りなど憧れでは解決できない問題も「シナプス」なら最初で最後の一台として自転車人生を彩ってくれるはずです。

「エンデュランスバイクとは」長距離に限らず、初心者から熟練者まで多彩なロードバイクを楽しむ事ができる車体であり「今後のロードバイクの選択」の第一候補として挙げるべきだと実際に試乗をしてみて感じることができました。

皆様はSynapse Carbon(エンデュランスバイク)をどう思いますか?

新しい自転車選びの参考になれば幸いです。皆様のご来店お待ちしております。

現在、系列店にてシナプスの試乗会が開催しています。今回お話をした内容を実際に試乗をして頂くことで、シナプスの良さをより体感していただけるまたとない機会です。このチャンスを是非ご活用ください。

詳しくは下記ブログをご覧ください。

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