リムテープレス MAVIC SLRシリーズ

2021.Jul. 28

フランスの自転車部品メーカーであるMAVIC。カーボンホイールからアルミホイールとコストパフォーマンスに非常に優れたホイールを出しているメーカーです。ホイールに入る黄色のロゴがイメージであるMAVICですが、そんなMAVICが新たに開発したのがFORE CARBON です。フォーカーボンテクノロジーと名図けられた構造は本来であれば、リムにニップルホールが開いていおり、その上からリムテープを張るのが一般的です。ですがMAVICが特許を取得したFORE CARBONは全体に密閉されたアッパーリムブリッジ、リムの内側でスポークをニップルで止める事によりリムの表面には穴が開かない構造を作りだしました。

これによりリムテープが不要になりスタンダードリムよりも10％の軽量化を実現してます。そしてチューブレス化した際でも空気が漏れるのを防いでくれるだけではなく、穴が開いていない分、リムの剛性も非常に高くなっているので、踏み込んだ際でもパワーをロスなく伝えてくれる剛性を保っています。さらにリムはNACA技術力により横風の中でもより安定して走る事が可能になっています。

そんなFORE CARBON を搭載したホイールに使われているハブはインスタントドライブ360になっています。軽量かつ40ノッチに刻まれたラチェットが高速でかみ合う構造になっています。ノッチ数が多ければ、多い程、クランクを回した時どこの位置でも踏み込む事が出来る様になります。歯が掛かる場所が増えるので、ここで踏み込みたい、そのイメージ通りのペダリングが出来る構造になっています。

そしてスポークに関しては扁平した楕円のエアロスポークを使用しています。前から来る空気抵抗を少しでも軽減するための形状はスタンダードタイプよりも時速40キロ時に4W、7秒縮める事が可能になっています。

このシステムは上位モデルであるSLRシリーズの搭載されています。より高いパフォーマンスを求めて走りたい方や、普段のトレーニングに本気で取り組んでいる方、レースなどにも出る方には非常にオススメのモデルになっています。ミドルグレードであるシリーズにはFORE CAROBONは搭載していない物のインスタントドライブ360は搭載しているので非常にコストパフォーマンスに優れたホイールです。